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[jamsat-bb:4948] StenSat の打ち上げ情報


JJ1WTK  坂本です。

StenSat、OPAL、JAWSat などを載せたロケットの打ち上げが迫ってきました。
打ち上げは、1月15日 03:04UTC(日本時間では 12時04分)です。
StenSatは、OPALから分離するいわば孫衛星にあたり、OPALからの
放出は、打ち上げから1ないし2日後になるようです。
テレメトリが受信できたらレポートして欲しい、と Hank N4AFLが言っています。

StenSatは、内蔵のバッテリーが完全に空の状態で打ち上げられるので、
OPALから切り離されて太陽光線を浴びることで充電が始まります。
充電が進むにつれて自然に StenSatは目を覚まし、1200bps AFSKの
AX.25のパケットを送信するはずです。テレメトリパケットは5秒毎に、
モールスによるIDは、5分毎に送信されます。
アップリンク周波数は 145.84MHz、ダウンリンク周波数は 436.625MHzです。

テレメトリは、次のようなフォーマットになっています。
N4AFL-1>TELEM <UI C>: T#000,255,004,037,129,032,010 STENSAT PICOSAT

3ケタの数字の意味は、左から順に、
・通し番号   255の次は0に戻る
・電源のモニター値
・電流のモニター値
・温度のモニター値
・2.5V基準電圧
・受信信号強度
・3つある光センサーのOn/Off   0は光がセンサーに当たっていることを示す
  3つというのは順に、フラット面(3x4インチ)、長辺(1x4インチ)、短辺(
1x3インチ)のそれぞれの面を示す。

数日後には、地上からコマンドを送って StenSatを音声リピーター
モードにしますが、それまでは普通の電話用DTMFで次のような信号を
送ることで、PINGをかけることができます。
#7464464

次の信号を送ると、StenSatから拡張モードでのパケットが返ってきます。
#7370563

拡張モードでのパケットは次のような形式になっています。

    *CH X000 B000 L000 000 000 R032 D128

      X is the radiation checksum (nominally zero)
      B is the reboot counter - incremented each reboot
      L is the three light sensors connected to B7, B6, B5
      R is the RSSI threshold.
      D is the antenna release threshold. 

StenSatの軌道要素は、次の場所にあるでしょう。
http://www.xmission.com/~kohlwey/keps.txt

また、更に詳しい情報は、次のところにあります。
http://users.erols.com/hheidt/telem.htm
http://users.erols.com/hheidt/