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[jamsat-bb:4833] RE:アナログ衛星の信号強度


7L1FPU 中田さん、こんにちは。
JR1WZI  荒井です。

>たくさんいます.耳で聞いていて,あるいはプリアンプでSの
>振れ方が増幅された(あまり了解度はあがらないんだな,これが)
>状態でビーコンレベルと合わせていても,CWとSSBでの比較
>だから,あんまり意味がないように思えるんです.

やはり、基本は自分のダウンリンクがビーコンの強度程度に
なるようにアップリンクパワーを調整することだと思います。
CWをやらない局でも、キャリアを出してビーコンのレベル
と比較する必要があると思います。

>「ふじ」のような衛星では,これから衛星を始めようとしている局の
>ために,あえて強力な信号でQRVすることの方が,かえってよいの
>かもしれません.そうした方が,受信レポートをもらいやすくなる.
>つまり,これから衛星を始めようとする人が受信しやすくなるので,
>良いと思えるのです.ただし,あえてパワー入れてQRVする局は,
>吉田さんのようにGPでアップリンクしてくる弱い局の信号を漏らさずに
>交信できる耳を持つべきだと思います.

確かに、受信設備の良くない局がQSOするためには強力なダ
ウンリンクの局が最適なのですが、1つのリニアトランスポン
ダーを共有するという意味では、ちょっとマズイと思います。

最近は殆どQRVしていないのですが、AO-10やFO-20等に貧弱
なアップリンクでQSOしていて、急に自分のダウンリンクを
見失う事があります。大抵の場合は、強力なアップリンクをす
る局が現れてトランスポンダのAGCがかかってしまったのが
原因でした。

現在は衛星にQRVする局が少ないので、多少強力なアップリ
ンクをしても問題は起こらないのですが、今後、多くの局がQ
RVするようになると我も我もとアップリンクパワー競争にな
ってしまうのではないでしょうか。

AO-10が運用を開始し、多くのHF DXerがAO-10にQRVし始めた
時、有名なDXer達が必要以上の(数10dB強い)パワーでアップリ
ンクして、ひんしゅくをかったのを思い出しました。

これから新しく衛星にQRVしてくる局のためにも、基本は守
る必要があると思います。

JR1WZI

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ソニー(株)品川TEC HNC PEC PAC第5部 商品設計2課
荒井 健仁 arai@radio.sony.co.jp  TEL 03-5769-5508(fax5908)
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