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[jamsat-bb:4815] Re: P3D 400bps PSK Telemetry
p3psktst.zip でテストWAVファイルを造りました。
しかし、G3RUH 400bps PSK デモジュレータでの解読は巧くいきません。
1999/12/4
7N1JVW 藤田忠義
E-mail: FA7T-FJT@asahi-net.or.jp
JA6XKQ/武安さん、みなさま。
>ftp://ftp.amsat.org/amsat/software/PC/ao13/
>
>です。ここにある、p3psktst.zip というものがテスト・トーン発生
>プログラム(の圧縮ZIPファイル)です。このディレクトリには、
>先日コメントしました、DSP用ソフトウエアもあります。
>
>このテスト・トーン発生プログラムはリアルタイムの処理を行うものでは
>無く、テキスト・ファイルを入力として、WAVファイルを作成するものです。
>作成されたWAVファイルを、Windowsのメディア・プレイヤー等で再生
>して、デモジュレータに入力する訳です。WindowsのDOS窓で動作します。
1、上記 p3psktst.zipを解凍し、半角英数字の適当なテキストファイル(15行ほど
の衛星の軌道要素)を読込んで、WAVファイルを造りました。
パソコンは IBM Aptiva (Win95)で、MS-DOSのコマンドラインから実行します。
TOSEND.EXE <テキストFile Name> <Enter>
で TOSEND.EXE が起動し、テキストFile を読み込んで、ヘッダーの付いた新たな
SEND.DAT というファイルができます。続いて
PSK.EXE <Enter>
と起動すると、下記10項目の設定を順に聞いてきますので右端の数値を入力します。
*** CONFIG. POUR/FUR/FOR PSK.EXE AO 13 BPSK *** <--英文マニュアル抜粋
VITESSE 1 (8000 ech/s)
FREQ PORTEUSE 1600 Hz
AMP. SIG. 127
AMP. BRUIT 0
MANCHESTER (biphase). 1
ASYNCHRONE. 0
LSB/MSB. 0
CODAGE DIFFERENTIEL. 1
BIT DE CODAGE DIFFERENTIEL. 1
VITESSE. 400
この内、 AMP. SIG.= 127 はWAVファイルの振幅すなわち再生したときの音量を
決める値です。私のばあい 127 では G3RUH 400bps PSKデモジュレータの入力に
大きすぎるようで、100 または 80にしました。
生成するWAVファイルは、最初の半角英数字のテキストファイルが数100バイトの場合
300kバイト位になり、再生時間は30秒程度です。
2、WAVファイルの再生は IBM Aptiva (Win95)付属ソフトのオーディオステーショ
ンWinDAT を使って行ないました。
気になったことは、WinDAT に WAVファイルを読み込むとき次のようなエラー(?)
メッセージが表示されることです。
-------------------------------------------------------------------------
この WAVファイルはヘッダの記述より長くなっています。オープンすると修復を
試みます。このファイルをオープンしますか?
[ はい(Y) ] [ いいえ(N)]
-------------------------------------------------------------------------
かまわず Y をクリックし再生すると、「ビギャーー」という、いまは懐かしき
AO-13 の「テレメトリー音」が聞こえてきます。
オーディオステーション WinDAT は読み込んだ WAVファイルの波形をモニター画面に
表示しています。デジタル・オシロの表示と同じですが、時間軸が約30秒で、振幅が
一定の全面真っ黒な「波形」です。時間軸の 50mS 位を横いっぱいに拡大表示すると
波形があらわれ、位相のシフトしている様子がわかります。
3、つぎにこの出力を直接 G3RUH 400bps PSKのデモジュレータにつなぎ、古いパソ
コンPC-9801VXから P3C98.EXE を起動し解読を試みました。
WAVファイルを再生すると、デモジュレータの3つの表示器すなわち「BLK CLK CAR」
は安定して点灯しています。
そして P3C98 の表示画面左上の窓にあらわれた下記 Modem Status は、
----------------
Modem Status
COM1 DCD:***
#bytes:
----------------
BLK の表示にあわせて、カーソルが上下に行き来することを確認しました。したが
って通信は成立しているようですが、テキスト文の表示も、ログファイルの書き込み
も巧くいきません。
質問:1
WAVファイルの元になるテキスト文は、半角英数字の適当な文字をならべましたが、
これで良いのでしょか?
質問:2
WAVファイルを再生ソフトに読み込むときのエラーメッセージは、このままで良いの
がでしょうか?
4、上記は未解決のまま、12月1日の夕方、近地点を通過する AO-10 をねらってWAV
ファイルの再生音でLSB変調し、ループテストを試みました。
その結果周波数の微調をこまかくやれば、USBの受信出力につないだデモジュレータ
の3つの表示器「 BLK CLK CAR 」が揃って点灯しました。
したがってループテストの受信だけは OK のようです。
以上の設定、操作に関してご指摘などいただきたく。 また・・・、
質問:3
G3RUH 400bpsPSKのデモジュレータへ直接入力し、解読に成功したWAVファイルを、
どなたか持っていましたらJAMSAT のホームページあたりにアップしていただけない
でしょうか。
5、話しは前後しますが、G3RUH/James Miller頒布の 400bps PSKのデモジュレータ
は5年ぶりくらいで電源をいれました。
DC 13.8V 10A の安定化電源につないだ瞬間、デモジュレータのケース内部で
「バッ」 というするどい音がしました。
「やばいッ!!、こわれたか?」
と、おそるおそるケースのふたを取ってみると、焦げくさい異臭がします。よく
調べてみるとDC 13.8V 入力の安定化IC の前についている、タンタルコンデンサ
10uF 16v が破裂し、破片がケース内部に飛び散っていました。
タンタルコンデンサは、溶かしたチョコレートを表面にたっぷり塗ったような、
茶色の小さな部品です。
代わりに電解コンデンサをはんだ付けし修理しましたが、5年も「火」を入れず
ほっておくと 、何かと問題あるようです。