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[jamsat-bb:4466] PANSAT UPDATE
昨年暮れから今年初めにかけてPANSATのホームページを時々チェック
していたのですが、「衛星とコンタクトできない」と書かれた98年12月を
最後に内容が更新されておらず失敗に終わったのかなと思っておりました。
先日久しぶりにホームページを見たら1999年2月18日付けのステータス
レポートが入っておりましたのでチョット古いですがまだjamsat-bbでは
紹介されていないと思うのでここで紹介いたします。
以下翻訳です
エアフォース・スペース・テスト・プログラムへのステータスレポート
(1999年2月18日)
簡単に言えば、私たちは衛星の運用についてはまだ開発段階にあります。
まだ衛星のチェック段階ですが、ほとんど毎日テレメトリーの受信に成功し
ています。
バッテリーの寿命を延ばすために、充電の制御の改善をした新しいプログラム
をアップロードすることに成功しました。これは衛星のROMに入っているオペレ
ーティングシステムの替りになるものです。現在2回目のアップロードをしていま
す。
うまくいけば、これでアマチュアが受信できるスプレッドスペクトラムのビーコンを
スタートできるでしょう。
衛星のタンブル運動とNASA/GSFCでの最終組み立て時にアンテナを曲げたこと
によりアンテナパターンに強いナル点が発生し、コミュニケーションリンクに大きく
影響しています。管制局のゲインの向上とノイズフロアーの低減に努力しています
が、衛星のアンテナについてはどうしようも有りません。
いつ頃アマチュア通信衛星として完全な運用ができるようになるかわかりません。
BBSなどがユーザーに開放されるまでに、ソフトウエアの開発と地上でのテストを
しなければなりません。
ともかくPANSATは設計された通りに機能しています。アンテナが曲がっていても
大丈夫だとわかっていましたが、こんなに大変だとは思いませんでした。
他の問題は衛星がシャトルから放出されたときに1rpm程度のスピンを与えられた
ようです。これは太陽電池の電流のグラフやNASAが撮影したビデオからわかります。
これは私の想像ですが、衛星を放出するスプリングが伸びる時に回転モーメントが
発生したのかもしれません。
最後のグラフはバッテリーの運用に関して私たちが注目しているデータです。2セッ
ト
あるバッテリーを充電−放電サイクルを切り替えて使っています。一つのバッテリー
が
充電状態にあるときは他のバッテリーが負荷に電流を供給し、充電中のバッテリーが
容量の100%に近くになるとバッテリーを切り替えます。グラフがとぎれていると
ころが
ありますが、ダウンロード中にデータを取れなかったところです。
以上
グラフはファイルサイズの関係で省略しました。興味がある方はPANSATのホームペー
ジ
をごらん下さい。
http://www.sp.nps.navy.mil/pansat/
平川でした。
SHUICHIRO HIRAKAWA
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