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[jamsat-bb:3842] Re: leonids 11/17 HRO



 同じ流星でのエコーの受信範囲(これをフットプリントと言います)は、幅
10km程度の馬蹄形を示すと「流星バースト通信」(コロナ社)にあります。
30km離れているとエコーの受信状態は変わり得ると思います。今回のデータは、
それを示す良い例だと思います。

 菊川さんはダイポールアンテンをお使いだったかと思います。私はヘンテナ
を水平偏波にして使っており仰角を付けていません。
 ヘンテナの方がゲインがあるためS/Nは私の方が良く、ヘンテナは打ち上げ
角が低いため(でしたよね)、上から来る電波に対しては不利なため菊川さん
の方がエコーが多く観測できているということも影響していると思います。

 雷光のように明るかった18日0414分の流星ですが、電波観測でもそれらしい
ものが観測されています。106秒程度のエコーになっていますが、S/Nはピーク
で20dB程度とそれ程強くありません。


JN1GKZ 新井
   jn1gkz@jamsat.or.jp     http://www.din.or.jp/~m-arai/


>こちらで受信した、17日朝のFFTDSPの記録(LNGTRM01.LTD)と並べて
>観察しています。
>
>同形のエコーも多いのですが、私が受信できて新井さんのところで
>見えていないエコーやその逆もあります。こちらはダイポールですが、
>ピークS/Nは新井さんの方が高め、エコーの総数ではこちらのほうが
>少し多めのようです。
>
>東村山と大田区で、30Km程度の距離だと思いますが、違いが現れて
>いるのには驚きました。
>
>----
>JR1ING 菊川