MIR/MAREX-NA
JAMSAT

JAMSAT 日本アマチュア衛星通信協会

Mir Amateur Radio EXperiment, North American Div. (MAREX-NA)

MIREXから独立したエンジニアリングチームが作ったグループ。ロシアのエネルギア無線クラブのMAREXの北米部門となっている。

これまでにMAREX-NAのエンジニアリングチームはMIRへの3つのプロジェクトのデザインと機器の供給を行ってきた。

1997年 DCI フィルタープロジェクト
MIRの送信機が稼動している間もPMSを機能させるためのフィルター。SAREXとAMSAT-NAもこのプロジェクトを支援した。SAREXチームがすべての安全性試験と認証、文書化を行った。フィルターは1997年の春にMIRに届けられた。

1997年 Kantronics KPC-9612 アップグレード
大きなメモリーとリモートsysop機能を持った新しいTNCがMIRにインストールされ、1998年2月14日から一般に公開された。この機器は1997年9月の輸送ロケットに間に合わせるべく、SAREXチームがロシアに届けた。

1998年 SSTV (スロースキャンTV)
同チーム最大のプロジェクトとなったスロースキャンTVシステム。このシステムは自動制御モジュールを除いて市販品を活用して構成された。自動制御モジュールはHank Cantrell (W4HTB)が設計製作したもの。4セットの完全な SSTV システムが作られ、3セットが1998年6月にMiles Mannの手でロシアに届けられ、同時に彼が宇宙へ飛び立つ直前の宇宙飛行士たちにこの機器の操作をトレーニングした。このプロジェクトについては他の組織の支援を受けていない。

MAREX-NAの今後のプロジェクト:
MAREX-NA はエネルギアISSアマチュア無線プログラムのオフィシャルな代弁者組織として選ばれており、MAREX-ロシアと緊密に協力してISSが真に世界的な資源となるようアマチュア無線プロジェクトの選定と設計を行っていく。

目標は:


MAREX-NA の主要技術スタッフは;
Miles Mann WF1F
Henry Cantrell W4HTB
Boris Garber (アマチュア無線家ではない)
Don C. Miller W9NTP
Chris Scott WB9NEQ
Farrell Winder W8ZCF
John Langner, W2OSZ

MAREX-NA SSTV プロジェクトについては次のWebページを参照のこと:
http://www.geocities.com/CapeCanaveral/Hangar/7355/sstv_proj.htm

MAREX-NA SSTV

画像集

自動モードによる送信:CWのIDに続いてSSTVの画像が送られてくる

MAREX-NAに関する最新情報は、公開メーリングリストサービス の一つである(jamsat-sarex@jamsat.or.jp)に流れています。



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